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(R18/SM/兄弟/変態プレイ/排泄)「MILK」完結まで読めます!

「MILK」(綾十×清太)



「ごくん、ごくん、ごくん」
 その音がするたびに、細い首筋がゆっくりと動いた。まだ男になりきれてない細い体を露わにし、赤い牛乳パックにそのまま口をつけ喉を鳴らしながら飲んでいる。
「ごくん、ごくん」
さっきまで情事が生々しくうかがえる体には、薄らと汗がにじみ無数の小さな痣があり中には生々しい傷口も見え隠れしていた。
 清太(せいた)は気が済むまで喉を鳴らすと、口を丸くしながら軽くなった牛乳パックの中を覗き、尻の半分までずれ下がる下着を直した。
「あやちゃん、牛乳買ってきてもいい? もうなくなっちゃった」
清太は残念そうな表情をしながら、ベッドに寝転がる兄の綾十(あやと)の所に行った。
「えーっ!? もうないのっ!? 買いに行くってこんな時間にー?」
綾十はベッドの上で頬杖をつきながら弟の清太を見て、ついでに午前一時になろうとしている時計も目にした。
「朝から飲みたい」
清太は申し訳なさそうに綾十から視線を外し指先で爪をいじくり始めた。
「昨日はクリームシチューだったねー、トースト用にコンデンスミルクもあるよねー、バニラのアイスと6Pチーズもストックしてるのにー、牛乳がないっ」
「うっ、うん」
「……ふーん、清太は牛乳が好きだねー、買いに行こー」
綾十は何か閃いたように急に立ち上がると、清太の頭を軽く叩いた。

「あ、綾ちゃん、そんなに」
「え? だって清太は牛乳が大好きなんでしょー」
 コンビニから出てきた綾十の手は大きな袋を握っており、その中には一リットルの牛乳パックが六本入っていた。
「さっそく牛乳牛乳―」
 綾十は部屋に戻るなり、清太をよそにキッチンに走り、鍋に牛乳を二本空けるとゆっくりと温め始めた。
「綾ちゃん、何作ってるの?」
清太は綾十の行動が全く読めず、困惑した表情で兄に近づいた。
「清太の大好きなものだよー」
綾十は鼻歌を歌いながら、ぷくぷく沸き上がり始めた中身をオタマでかき混ぜ始めた。
「っっ!」
 だが、綾十は急に火を止めると横にいた清太の首筋に噛りついた。
「はぅふっ」
綾十は清太の敏感な耳の裏もべろりと舌を這わせ甘噛みしながら吸いつき、空いている手で清太のジーンズを落とした。
「ふっ、んっ」
 強く吸うたびに、どんどん形を露わにさせる弟の性器を綾十は下着越しに揉みしだき、誘うように引っ掻いた。
「しょっぱい……お風呂はいんなきゃねー」
綾十は清太の首筋の汗を舌ですくい取りながら、するすると清太の服を脱がせ風呂場へと催促した。
「あっ、あやちゃんっ、んっふっ、そんなにっ」
 綾十は清太を風呂場に座らせ、自分も後ろから囲い清太の脚が閉じないように押さえつけた。清太の首筋をしつこく吸い、右手で清太のペニスを激しく扱いている。数時間前にも散々扱いたが清太のペニスは赤黒くがっちりと勃起し、ビクリと腹を動かすと綾十の口角が緩やかに上がった。清太の首筋には目の前の曇った鏡でもはっきりとわかるほど、赤いキスマークが無数につけられている。
「あぅっ、そんなに、つけたら、っ」
 こんな派手なキスマークが、学校の友達に見られたら何て言われるか分からない。
「なに?」
綾十は僅かに背けようとする首筋に鋭く歯を立て胸の傷口を押し潰した。
「っあっ! んあっ」
清太はちぎれる痛みと血の気が抜け落ちるような絶妙な快感にもう考えるのを止めた。
「俺と牛乳どっちが好き?」
 うっとりし始めた弟に、綾十はニタニタしながら囁いた。
「あやちゃん」
清太は密着する兄の体温と匂いに息を熱くさせ、腰をビクビク動かし兄の手を先走りで汚した。
「ふっふっふっ、ぎゅうにゅうぎゅうにゅうー」
 綾十はいつもの甲高い笑いを押え、温めていた牛乳をショッキングピンクの洗面器になみなみ移し替えると、真ん中がバルーンのように膨らんでいる細長いチューブを取り出した。
「清太の大好きな牛乳、俺がもっと好きにさせてあげるよー」
 綾十はチューブの先端を洗面器に放り投げ、膨らんでいるポンプの部分を何度か押した。
「あやちゃん」
清太は不安そうな表情を綾十に見せるが、綾十は目の前の鏡に夢中に目を向けており、清太の脚をどんどん開かせ丁度良いアングルを探っている。
「清太にぴったりだね」
納得いく角度を見つけたのか、綾十は清太の耳を少し舐めると、清太の肛門に手を添え洗面器についていない方のチューブの先端を弟の肛門にずぐりと挿入させた。
「くふっぅっ」
清太は息を吐きながら、鏡に映る自分の姿を目にした。後ろから兄に覆われながら脚をおおっぴらに開かされ、派手な色のチューブは自分と真っ白な牛乳の入った洗面器をつないでいた。さすがの清太も自分がこれから何をされるのか分かった。
「っっんっんあっ、っ」
 綾十の手はリズミカルにポンプを握っては離し、そのたびに生温かい牛乳が清太の中に鋭く入り、広がった。
「ふっ、んっん」
 目の前の洗面器の中身は明らかにかさが減り、それを映し出す目の前の鏡には、いやらしく勃起する自分の姿があった。清太は紅潮する顔を背け、綾十の膝をぎゅっと掴んだ。
「はぁぅっ、んっっふあっ」
侵入される快楽が強くなるたびに、絶え間なく聞こえてくるポンプ音が遠く感じる。
「ふっ、すごいね、どんどん入ってゆくー、もうなくなっちゃうねー」
綾十は堪らなくなって、清太の首に舌を這わせ、乳首を弾いた。
「っあぁっっ」
「ずるずるずるー」
綾十の期待と言葉とともに洗面器は空っぽになった。綾十は震え息を荒げる清太を押さえつけ、執拗に弟の小さな乳首を摘みこりこりと擦り上げる。
「二リットル入っちゃったねー、こうして乳首いじってたら牛乳でてくると思うー?」
「っあぁっ、あやっあやちゃっ、んっ」
「なぁーに?」
綾十は鏡に映る弟の姿をニタニタ見つめながら、ゆっくりとチューブを引き抜き始める。
「はぁっはぁっあやっ、ちゃんっ、もっもぉっっらがまんっ、できないよぉっ」
清太はすがるように綾十の胸に頭を擦りつけ、ビクビクと尻を震わせ力を入れようとするアナルをぎゅっと締めた。
「でも、お腹は痛くないでしょ?」
「っっひぃっぐっ!!」
一気に引き抜かれたチューブの代わりに、兄の中指がねじ込むように押し込んできた。清太は大きな目に涙を浮かばせ、半開きになる口を震わせた。
「んんっ、っんぐっ!」
栓をされ圧迫された下半身は解放を求めるように、目から涙を溢れさせ、丸く開いた口からは唾液がぼたぼたと垂れ落ちる。
 綾十はうっとりと弟の表情を味わい、掻き乱すようにごりごり指を推し進めた。
「俺も好きだよ、牛乳!」
「はぁあっはぁっあっあやちゃんっおなかがっ、くはぁっ、おなかがおかしくなっちゃうぅっ」
「清太の牛乳ー」
「はくぅっっあぁっ」
 綾十は指を止めることなく、中の液体の感覚と締め付ける清太のアナルを探るように動かす。
「っひっもうっだめっだよっっ」
「顔背けてないでさー、ちゃーんと自分の姿見ながら出すんだよーっ」
「っっ!」
清太は思い出したように、目の前の鏡に映る自分の淫らな姿に目を向けた。その姿は恥辱そのもので、牛乳で腹は滑稽なほど膨れ、開かれて露わになる秘部はすっぽりと兄の指を咥えていた、鏡を見れば見るほど目を背けたくなるが、確かに胸はときめいた。
「はぁっ、そっ、そんなことしたらっ、おれっ、おれっ牛乳飲めなくなっちゃうっっ!」
「ふっ、ほんと、可愛いこと言ってくれるねー」
綾十は清太の耳をべろりと舐めると、さらに弟の脚をぐっと持ち上げるように広げ、鏡でアングルを確認すると舌なめずりをした。
「いいよ、出しなよ」
 綾十が一気に指を引き抜くと、けたたましい水音が聞こえた。
「っっ!」
「うわぁぁぁっっっ!!」
 弟の尻からはホースを潰したように一直線に真っ白な牛乳が噴射された。作り物のようなその色は、おぞましいほどこの情景から異を放っている。
「くっっ! あっあやちゃん、っとまん、ないよぉっっ」
音とともに臭いまでも充満し、噴射された生温かい牛乳は綾十の体にも飛び散った。
「きゃはははははっーっ! すごいよっ清太っっ!」
勢いを止めず尻から白い液体を噴射させる弟の姿は、不気味で人間離れしており思わず目を覆いたくなる。
「くぅっあっっ」
清太は体を震えさせながらも、綾十の膝をぎゅっと掴み、恍惚とした表情を見せながら鏡に映る自分の姿を恐る恐る見つめている。噴き出すたびに赤黒い色のペニスはびくびく反応し行き場のない脱力感と鋭い快感に襲われる。
「っっ!! あっ! ちょっとっっ! 止めてっっ!!」
 綾十は急に血相を変え、清太の体を引き剥がそうとした。
「うわっ!」
「あーっっ!! 全然見えないじゃんっっ!」
見れば清太の尻から噴射される牛乳は、鏡にぶつかり、丁度アナルを映し出す所が真っ白で見えなくなっている。
「止めてってばっ!!」
鏡に映る綾十の表情はみるみる不機嫌なものになってゆく。
「むっ無理だよぉっっ!」
一度緩めた穴はそう簡単に閉じることはできず、閃光のように噴き出す牛乳は鏡に跳ね返って清太の腹をも汚し始める。
「ちっっ!」
 綾十は噴き出す牛乳を押し戻すように清太の肛門に指をこじ入れ、息を荒くさせながら清太の体をねじ伏せ四つん這いにさせた。
「ひぃっいっっ!!」
兄に掴まれる腕から痛みと恐怖を覚え、清太は顔を歪ませると、背後にいつもの乾いた笑いが聞こえてきた。
「ぎゃぁぁぁぁっっっっ!!」
 僅かな隙間からも溢れ出そうとする牛乳を押し切り、清太のアナルを切り広げるように綾十のペニスが一気に押し入ってきた。
「くぁっ! はぁっはぁっ、いっっ!」
圧迫と激痛、飛び交う刺激に清太の体は今にも破裂してしまいそうだった。清太が震えながら頭を下げようとすると僅かな隙間から真っ白い牛乳が噴き出し、薄ら笑いを浮かべる綾十の顔を汚した。
「くくっ、みっともないなー」
ペニスを引くたびに清太のアナルからはぶしゅぶしゅと真っ白な牛乳が噴き出し、綾十の体にも飛び散った。だが綾十はお構いなしに腰を突き動かし続ける。
「うあっっあっあっあっああっっ!」
押しとどめられた牛乳はその勢いのまま清太の内臓に鋭く刺激を与えた。
「うっわ、乳くっせぇー」
綾十は腰を動かしながら清太の姿を嬉しそうに眺めた。弟はケツから牛乳を垂れ流し、苦悶な表情を見せながらも隆起するペニスは先端を十分に濡らし、苦痛か快楽か体を震えさせ呻きに似た声を漏らす。その声が聞こえが良いのか、綾十はさらに深く笑うと清太の腰を持ち上げ、弟の顔がしっかりと映るように清太の手を鏡につかせた。
「ひっっぐっっ、んっっ、っあっ」
 内臓に浸透する刺激と、兄から与えられる快感は見事に噛み合い、清太は腰ばかりか膝までも小刻みにわななかせ、さらに牛乳を外に出そうとする体の反応に、吐く息は熱く荒くなるばかりだった。
「ふっ、こーんな可愛い顔」
苦痛と快楽で顔を歪ませる弟の表情はいつ見ても腰に来る。この顔を他人に見られたかと思うと未だに腹が立つ。綾十は溢れる唾液を飲み込むと、挿入しているペニスをさらに膨張させた。
「ホットミルクでよかったねー、清太のなか、すっごいあったかいよー」
「あっあっ、あやっちゃんっっ」
「なぁーに?」
 鏡に映る綾十の表情は穏やかでその口調もおっとりしたものである。だが裏腹に清太の亀頭をガリガリと爪で刺激しながら激しく乱雑に腰を動かす姿は狂気じみていた。清太はその姿に苦痛に悶えながらもうっとりとした目を綾十に向けた。
「うあっっあっあっああっ、あっあやちゃんっっああっっ」
 清太の背中に一瞬にして脂汗がびっしりと浮かび上がり、動けば出るとわなないていた体もピタリと動きが固まった。
「気持ちいい?」
「んあっっきっ気持ちいいっ! いいですっっ!」
 いよいよ全身が牛乳からの解放を求めるが、それを阻止するように兄から与えられる逃げ場のない快楽。清太のペニスと声だけが狂ったように暴れ、限界まで膨張したペニスはばちばち腹を叩き憤悶し腹を叩くたびに蜜が飛び散った。
「ああっ本当に可愛いよ! 俺と牛乳に犯されてる」
綾十は腰が抜け落ちそうな衝動を抑えながらも、限界まで張り詰め先走りでぬるぬるになった清太のペニスを握り直しさらに捏ね回した。
「ひっいっっ、ああっっ、っ!」
牛乳を吹き出したい衝動にさらに射精したい衝動が加わり清太の下半身は異様な熱を持ち始めた。
「ああっっ! でっ出ちゃうよぉっっ!」
心拍音が耳に張りつき、鏡を押えていた手も助けを求めるように強くなる。
「どっちがぁー?」
綾十は鏡の清太を覗きこみ、からかうようにカリを弾く。
「ううっっりょっ両方ですっっ」
「俺はモノ足りないんだけどー」
 綾十は清太の首根っこを掴むと一気にペニスを引き抜いた。
「いいよ、両方出して」
代わりに親指と人差し指を清太の肛門に突っ込むと、指を一気に縦に押し広げ、同時にペニスを掻き立てるスピードを上げた。
「っっあっああっっ!!」
 清太の肛門からはけたたましい音を立てながら牛乳が噴射され、さらにペニスからは大量の精液が鏡めがけて噴き出した。牛乳は綾十のペニスにも飛び散り、精液は止まることなく鏡を汚した。 
「ふははははははーっっ! どっちが牛乳だかっ!」
 前からも後ろからも白い液体を噴射させる弟の姿に綾十は興奮し、清太の体を引き剥がすと、そのまま牛乳の広がる床に押し倒した。
 射精と排出でぐったりとする清太は腕を束ねられ、またがる綾十にゆっくりと目を向けた。
「っっ!!」
 だか、清太はうつろな視界のなか、綾十が何かを持ち上げるのを見ると、一気に視界が真っ白に遮断された。
「っっんっっあっっ!」
清太は顔面から勢いよく牛乳をかぶり、それを見つめる綾十は半笑いしながら牛乳パックを清太の頭上で何度も振り、空になるとパックを床に叩きつけた。
「目覚ましてよー」
「くっはっごほっごほっっごほっっ」
 清太は目をぎゅっと閉じながらむせ返り、手を押えられているせいか顔を動かすことができず、鼻からも口からも小さな白い泡を溢れさせた。
「ふふっ清太まっしろだー」
綾十は舌なめずりをすると愛おしそうに優しい笑みを向けた。
「んっぐっっっ!!」
綾十は咳をしようとする清太の口をこじ開け、自分の勃起したペニスを喉奥まで突っ込んだ。
「俺の牛乳も飲んでよねー」
清太は思わず嗚咽し涙の溢れてくる目を見開くと、口の中に兄の精液が充満した。

「清太ー! お待たせー!」
 昼休み、清太屋上で同級生二人といると、相沢がファーストフード店の袋をぶら下げながら駆けて来た。
 相沢はフライドポテトの匂いが充満する袋をいそいそと開けると頼まれたハンバーガーを渡した。
「清太は、てりやきとー牛乳ー!」
「えっ?」
清太は相沢から受け取る手をぴたりと止めた。
「あれ? 清太牛乳じゃなかったっけ?」
相沢はセットの他に追加したナゲットを中央に広げながら清太の方を見た。他の二人はもうハンバーガーにかぶりついている。
「コーラ……だったけど」
清太は苦笑しながら相沢から牛乳を受け取りカップにストローを刺した。
「マジごめん、清太いつも牛乳だから間違えちった、俺のファンタと交換する?」
「ううん! 大丈夫だよ、俺牛乳好きだから……だいじょうぶ……」
「?」
「……ただ、最近牛乳飲むと集中できないんだ……」

「MILK」(了)



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